2018年4月

新自由主義
<所得や資産への「課税」はそもそも「強奪」であり、「累進的課税」はなおさらだ>という見解はどこがまちがっているか? ── 1世紀前、「社会的自由主義者」からの反論

相当な規模になるだろう社会保障の財源を税金から捻出することに関しては、昔から根強い反発、抵抗があり、現代の新自由主義も、この捻出を不当なものとする議論を旺盛に展開している。1980年代以降のアメリカなどで強い影響力を持っ […]

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雇用・労働
「働き方改革一括法案」の欺瞞――労働者を財界の使い捨てにさせてはならない

1.安倍政権による「働き方改革」の意味 2016年5月18日、安倍政権は「ニッポン一億総活躍プラン」を発表し、同年6月2日に閣議決定しました。これから目指す「一億総活躍社会」は、 女性も男性も、お年寄りも若者も、一度失敗 […]

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経済
「実感なき景気拡大」はなぜ続いてきたのか? ――大企業に対する規制緩和、増やされる株主配分、抑えられてきた人件費

柴田 努(岐阜大学) はじめに――なぜ大企業は株主配分を増加させてきたのか? 2000年代以降、日本の大企業はグローバル展開の加速と国内の生産コスト抑制(低賃金・不安定雇用の増大)を利益の源泉としてきた。そして、増加した […]

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